恋恋風塵C1987-71

戀戀風塵 ◇ Dust in the Wind

[侯孝賢・1987]

作品情報
映画の舞台とロケ地
 

主な舞台は、阿遠と阿雲の実家がある鉱山町と、中学卒業後ふたりが働きに出る台北(台北市)。年代は1960年代末から1970年代はじめである。序盤は鉱山町が舞台であり、中盤以降は台北が主要な舞台となるが、お盆などで帰省することにより、鉱山町も時々出てくる。阿遠が兵役につく終盤は、金門島(金門縣)も出てくる。

阿遠と阿雲の実家があるのはおそらく九份(台北縣瑞芳鎭)で、実際に九份で撮影されている。また阿遠の父親が働いている炭坑があるのは、同じ台北縣瑞芳鎭の侯硐だと思われる。九份の最寄り駅(最寄り駅といってもかなりの距離がある)は東部幹線宜蘭線の侯硐だが、駅やそのまわりは平溪線の十分(台北縣平溪郷)で撮影されている。平溪線への乗り換えを思わせるシーンもあることから、侯硐という想定で十分を撮っているというより、映画の中では十分が最寄り駅と想定されていると考えたほうがいいと思う。最寄り駅と実家との間の場所は、侯硐で撮影されているところも多い。

中盤以降の主要な舞台である台北では、阿遠や阿雲が働いている場所や住んでいる場所は明示されていないが、西部の萬華區大同區といった、古くから栄える街で撮影されている。また中正區では、台北車站と中華商場が出てくるが、撮影後、台北車站は建て替えられ、中華商場は取り壊されてしまったため、現在は映画の中でしか観ることができない。

また、中学のある基隆や職場のある台北と鉱山町とを結ぶ平溪線東部幹線宜蘭線の車内、駅、車窓の風景なども頻繁に登場している。

 
ロケ地紹介
 
平溪線の線路 【updated 22/01/06】 台北縣瑞芳鎭/平溪郷
平溪線車内 【updated 15/01/06】 台北縣瑞芳鎭/平溪郷
十分車站の腕木式信号機 【updated 22/01/06】 台北縣平溪郷
台灣鐡路十分車站 【updated 29/01/06】 台北縣平溪郷
十分老街 【updated 22/01/06】 台北縣平溪郷
侯硐路の広場 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
基隆山 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
「阿遠の家」の玄関 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
崙頂路の広場 (1) 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
十分車站第ニ月台 【updated 24/01/06】 台北縣平溪郷
靜安吊橋 【updated 24/01/06】 台北縣平溪郷
紅樓劇場裏の窓 【updated 24/01/06】 台北市萬華區
紅樓劇場 【updated 24/01/06】 台北市萬華區
台灣鐡路侯硐車站 【updated 29/01/06】 台北縣瑞芳鎭
侯硐車站月台 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
龜山島 【updated 24/01/06】 宜蘭縣頭城鎭
侯硐の運煤隧道 【updated 29/01/06】 台北縣瑞芳鎭
侯硐の吊橋 (1) 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
第一戯院近くの建物 【updated 24/01/06】 台北市大同區
延平北路二段210巷 【updated 24/01/06】 台北市大同區
侯硐の吊橋 (2) 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
崙頂路の広場 (2) 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
「阿遠の家」 【updated 25/01/06】 台北縣瑞芳鎭
松興花藝有限公司 【updated 24/01/06】 台北市萬華區
「阿雲の家」 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
侯硐のトロッコの線路跡 【updated 29/01/06】 台北縣瑞芳鎭
基隆山と金瓜石と東海 【updated 24/01/06】 台北縣瑞芳鎭
 
 


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更新日:2006年1月29日(日)