今日の2本目、映画祭9本目は『3人兄弟』。並びながらドゥ・マゴのパンで昼食。
■映画について
故郷近くの基地に転勤することになった空軍パイロットが回想する子供時代の思い出。軍事練習場の近くに住む子供たちの日常が断片的に描かれるが、他愛のない出来事の積み重ねの後に、突然悲劇が起きる。
土と枯れたような色の草で構成される風景、それに合わせた土色っぽい、抑えた色調の映像、淡々とした語り口、素人の子供たちの自然な演技と、何から何まで私好みの映画。まったく知らない場所で、しかも数十年前が舞台なのに、空気の肌触りが感じられる映画である。
かなり前からすでに静かなブームではあるが、次にくるのは中央アジア映画しかないと思う。インドや韓国のような商業的なブームにはならないだろうが、例えばこの映画の公開を機に、多くの映画が公開されることを期待したい。
■ティーチイン
質疑応答要旨
ゲストはSerik Aprymov監督と、プロデューサーの佐野伸寿。Serik Aprymovを見て思ったが、アジア系の顔立ちにロシア語というのはかっこいい。
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夕食はまたチャンパー。鶏肉バジル炒めや空心菜炒めが定番なのだが、今日は違うものを開拓してみた。
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