大里暮色

1994年4月27日(星期三)


台北へ

4月27日、水曜日。東京。晴れ。

17時20分発の中華航空(CI)101便で、初めての台灣へ旅立つ。名古屋空港での中華航空機墜落事故の翌日である。

機内では、イヤホンで台灣ポップスが聴けたり、MTVが観られたりする。これは、羽田空港出発であることと並ぶ、中華航空利用のメリットといえるだろう。すっかり暗くなった19時30分ごろ(現地時間[注1])、中正國際機場(中正国際空港)着。前日の事故の後だけに、無事着陸すると乗客から拍手が起こった。

空港を一歩出ると、東京と比べてかなり蒸し暑い。高速バスで台北車站(台北駅)まで行く(NT$111[注2])。駅のまわりは大規模な工事中で、非常にごみごみしている。暑くて汚い、というのが台北[Tai2 bei3]の第一印象だ。



[1] 台灣と日本との時差
-1時間、すなわち台灣の方が1時間早い。
[2] 台灣の通貨
台灣の通貨は‘元’だが、‘NT$(New Taiwan Doller)’とも呼ばれる。本旅行記では、人民元その他との混同を避けるため、金額の表記はNT$で統一する。

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作成日:1997年4月6日(日)
更新日:2004年5月29日(土)