西門町で逢いましょう
epilogue
旅行記を書いていると台灣に行きたくなる。台灣に行く予定があると旅行記の筆も進む。
この旅行記は、当時の日記やメモに少しずつ加筆しながら書き進めてきた。一時停滞したが、次の台灣旅行が決まってから急に進み始め、無事に完成させることができた。
台北は、東部を中心に、より洗練された都会へと変わりつつある。その反面、伝統的な家や日本家屋は取り壊され、新しい無個性のものに取って代わられつつある。今回再訪した幾つかのロケ地は、そういった変化を確実に感じさせた。一方で、台北捷運は相変わらず開通せず[注1]、道路のあちこちで相変わらず地下鉄工事が行われていた。また、西門町などの古くからの繁華街も、変わらぬ熱気を放っているように見えた。
変わっていくものと変わらないものがあり、古いものと新しいものが同居する。その多様性が台灣の魅力なのだと思う。西洋的な洗練を身につけ、近代化していくだけではなく、ますます多様化し、その魅力を増していってくれることを期待したい。
最後になりましたが、旅行につきあってくれたJ先生と、旅行中お世話になった方々に心から感謝します。
(1998年3月9日)
完
- [1] 台北捷運
- 旅行記執筆時には一部開通済。
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