花蓮の夏
C2006-17

盛夏光年 ◇ Eternal Summer

[陳正道・2006]

映画の舞台とロケ地

映画に出てくる地震が1999年の921大地震(集集大地震)だとすれば、映画の舞台は1998年から1999年。冒頭の國小時代が1990年代初めごろということになる。陳正道監督が1981年生まれということを考えると、この設定は監督自身の年齢とぴったり合い、信憑性がある。しかし、本棚にWord 2002の本があったり、ネットで切符が買えるという台詞があったりするところをみると、もう少しあとの年代に設定されているのかもしれない。

場所は、高中時代までが花蓮(花蓮縣花蓮市)で、大学時代が台北(台北市)。高中が花蓮高中という想定なので、おそらく正行(張睿家)、守恆(張孝全)、慧嘉(楊淇)の三人は花蓮市内に住んでいて、出てくるところもほとんど花蓮市内という設定だと思う。しかし実際には、花蓮縣および台東縣のいろいろな場所で撮影されている。高中のシーンは、花蓮縣玉里鎭にある玉里高中と、確認できていないが花蓮市内にある花蓮高工で撮影されているらしい。國小のシーンは、花蓮縣豐濱鄉にある、すでに廃校になった磯崎國小である。映画の中では、台東縣太麻里郷にある大王國小の制服を着ているが、まさか太麻里という想定だとは思えないので、あの制服を着せたかったということだろうか。

大学は、正行と守恆が同じで、慧嘉は別の学校。映画の中では、正行と守恆の大学が私立だということだけで、どこの大学かはわからない。ロケ地も不明。ラストの海岸は、花蓮縣新城鄉。

ロケ地紹介
新城海灘 (1) 【new 13/02/09】 花蓮縣新城郷
杏林醫院 【new 15/02/09】 花蓮縣瑞穗郷