台灣かわや版

台灣的厠所怎麼樣?
〜トイレの特徴〜


旅の必需品:トイレット・ペーパー
トイレット・ペーパーはないことが多いので、常に携帯しておく。そうすれば、紙があるかどうかを気にする必要はない(梅取り表では、紙の有無は評価とあまり関連がない)。しかし最近は、都市部を中心にあるところが増えている。
駅など公共の場所にはほとんどない。デパートは半々だが、新しいところにはたいていある。こぎれいなレストランや喫茶店にはある。朝はあっても夕方にはないということもよくある(あると思われるのになくなっている場合、梅取り表では「有(欠)」と記述)。
個室の外にロールが備え付けられており、必要な量を取ってから個室に入るところもある(梅取り表では「共同」と記述)。個室に入る前に、ひととおりトイレ内を見回して確認した方がよい。
日本から持って行く方がよいが、もちろん現地調達も可能。

使った紙はどうする?
ホテルの部屋以外では、使用済トイレット・ぺーパーを便器に捨ててはいけない。各個室には蓋のないくずかごがあるので、そこに捨てる。
「流すな」という注意書きは滅多にない(流さないのがふつうだから)。「何も書いてないから流してもいい」などと思ってはいけない。
紙を流さないのは、詰まりやすいからだそうである。間違えて流してしまった場合(しないように)の経験では、問題なく流れるトイレも流れないトイレもあった。なお、日本に帰った後2日間くらいは、くずかごを探したり、便器に捨てた後で思わずどきっとする病にとりつかれる。

タダって素晴らしい
ふつう、タダである。
以前は駅のトイレが有料のところもあったが、1998年7月以降は見かけない。
駅以外で見た唯一の有料トイレは、風櫃の公衆便所である(1997年)。知らずにお金を持たずに行ったところ、トイレ番らしきおばあさんがいた。寝ていたのでそのまま入ったが、出る前に起きてしまい、出ようとしたら怒鳴られた。申し訳なかったが、持っていないので逃げた。ごめんなさい。

だれでも使えるって素晴らしい
万人に開放されている。香港のように鍵がかかっていたりすることはない。

便器いろいろ
便器のタイプには、和式洋式がある。溝や穴など、大陸的色合いの濃いトイレは見たことがない。
和式と洋式の比率は日本と同程度だと思われる。
和式トイレは、ほとんどが日本と同じく金隠しのあるタイプ。
洋式トイレは便座が汚いことが多い。香港と同様、「女子トイレなのにどうして便座が上がっているの?」「便座のこの靴跡はなんだ?」と訝ることも少なくない。

ドアがあっても開かなければ…
大陸と違ってドアは必ずある。しかし、駅などにはよく「開かずのトイレ」がある。
この理由を私は次のように推測した。さて真相は?
  1. ドアノブの真ん中にロックがついているタイプなので、だれかが出るときにロックしたまま閉めてしまい、そのまま放置されている。
  2. 駅員さんが、たくさん掃除するのが面倒なので、半分くらいはロックして使えないようにしている。

水は流す?
きちんと水を流す人の割合はかなり高い。
旅行中、必ず一度は「うんち山盛りトイレ」に遭遇する。流してみるとたいてい流れる。おそらく「自分のうんちを他人に誇示したい」という一種の病だろう。

落差が少ない(ラクサはない)
非常にきれいなトイレに巡り会うことも少ない反面、逃げ出したくなるような汚いトイレも滅多にない。自分の中の「許せるトイレの基準」をほんの少し下げれば、快適なかわや生活が送れる。

↑台灣かわや版→在台灣那里有厠所?
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作成日:1998年8月23日(日)
更新日:2004年3月7日(日)