- 紙あれば憂いなし
- ● トイレット・ペーパーは必需品。私がこれまでに行った国(中華人民共和国、香港、台湾、シンガポール、マレイシア、フランス、アルゼンチン、アメリカ合衆国)の中で、トイレット・ペーパーを持って行かなくても困らないのはアメリカ合衆国のみである。なお、シンガポール、マレイシアでは、水で洗うという別の処理方法があるので、それにトライする人は紙を持っていなくてもよい(洗ったあとに拭く場合はやはり必要)。
- ● ティッシュ・ペーパーを持って行く人が多いようだが、ティッシュは水に溶けないのでやめるべきである(紙を流さない国では問題ないかもしれないが)。
- ● トイレット・ペーパーは長さが自由自在なので、シート・ペーパーのかわりにするなど、いろいろな用途に使えて便利。また、ティッシュ・ペーパーよりも体積あたりの量が多くかさばらない。
- ● トイレット・ペーパーは、三分の一以下程度まで使ってから芯を抜いたものを幾つか持って行くとよい。要するに、ひとつで一日以上賄えて、しかも持ち歩いてかさばらない大きさ、特にポケットに入る大きさを基準にするとよい。詳しい作り方は次のとおり(写真よりも少なくなるまで使ったほうがよい)。
→ → → (1) 新しいトイレット・ペーパー (2) 1/3以下まで使った後、ホルダーからはずす (3) 芯を抜く (4) つぶしてできあがり
- 紙を捨てる前に
- ● 「使用済みの紙は便器に捨てる」というのは、世界に通用する常識ではない。下水道の能力により、便器に捨ててはいけない国はけっこう多い。上述の国の中では、中華人民共和国、台湾、マレイシア、アルゼンチンでは便器に捨ててはいけない。
- ● 捨てる前に個室内をよく観察しよう。大きめの蓋のないくずかごがあり、その中に紙が捨てられている場合は、便器に捨てず、そのくずかごに捨てる。
- ウェット・ティッシュがあると便利
- ● 洗面所がなかったり、水道が壊れていたりして、手が洗えない場合がある。そんなときに「持っててよかった」と思うのがウェット・ティッシュである。中華人民共和国(特に華北や東北、その他乾燥地域)へは必携。
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