【20】台灣總督府台北醫院 → 台北帝國大學醫學院附属病院 → 國立台灣大學醫學院附設醫院(台大醫院) → 台大醫院舊院 |
住所:常徳街1號(旧・明石町) 竣工:1916年 設計:近藤十郎 市定古蹟 [2001年7月22日] |
◆ 赤煉瓦の外壁に白い帯状の模様を入れた辰野式(フリー・クラシック)。西洋建築の多様な技法が使われている。 ◆ 入口のポーチにはドリス式オーダーが使われている。2階部分はイオニア式オーダーで、3階は2階と似た柱頭をもつ角柱である。半円形の破風と三角破風、円形とアーチ型の窓、窓の周囲の装飾なども特徴的。 ◆ 近藤十郎の代表作で、最高傑作といわれている。 |
◆ 台灣總督府台北醫院の前身は、1895年に大稻[土呈]に設立された台北病院である。その後台灣總督府台北醫院と改称され、1898年に現在の場所に移転、木造の建物が建設された。 ◆ 木造の病院がシロアリの被害で損傷したため、1912年から1916年にかけてこの建物が新築された。すべての病棟が完成するまでには、さらに10年ほどかかった。 ◆ 1936年に台北帝國大學に醫學院が増設されると、台北帝國大學醫學院附属病院となる。 ◆ 光復後、台北帝國大學が國立台灣大學になり、國立台灣大學醫學院附設醫院(台大醫院)と改称される。 ◆ 1991年に新館(中山南路7號)が完成し、この建物は台大醫院舊館(舊院)と呼ばれるようになったが、まだ現役である。 |
◆ 見映えのする外観のためか、よく映画に登場する。『金門島にかける橋』(1962)、『風が踊る』(1981)、『冬冬の夏休み』(1984)など。どれも登場シーンは少ない。 |
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