【19】台灣總督官邸 → 台灣省主席官邸 → 台北賓館
台灣總督官邸 住所:凱達格蘭大道1號(旧・文武町)

竣工:1901年
設計:福田東吾、宮尾麟、野村一郎、片岡淺治郎
改築時設計:森山松之助

國定古蹟

[2001年7月22日]

◆ 福田東吾らの設計によるオリジナルの建物は、現在に比べて質朴なものであった。シロアリの被害による損傷が激しいため、1911年から1913年にかけて改築された。
◆ 森山松之助の設計で屋根などが改築され、より華麗でロマンチックなものに変わった。曲線を多用した第二帝政式で、マンサール屋根や尖塔が特徴。
◆ 附属の庭園は日本庭園である。

台灣總督官邸は、最初は布政使司衙門の總督府内にあり、その後、西學堂が使われていた。移転・新築されたこの建物は、1899年に起工、1901年に竣工した。
◆ 迎賓館も兼ねており、皇族の滞在や園遊会にも使われた。1923年には、皇太子(後の昭和天皇)が宿泊。
◆ 光復後は、1947年に台灣省主席官邸になる。
◆ 1950年に台北賓館と改称され、国賓の接待などに使われるようになる。1952年には、ここで日華講和条約が調印された。


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