1996年6月14日(星期五)

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The Merchant Hotel(商業酒店)

[窓からの眺め]
◇窓から眺めたGeorgetown◇

Penang Rd.にあるThe Merchant Hotel(商業酒店)に向かう。歩いているうちに快晴になる。なぜか最近こういうことが多い。Georgetownは、道幅が広くて広々としており、適度に古びていて適度に活気がある。私はPinangを絶対に気に入るという予感があったが、まずはそれを裏切らない第一印象である。

The Merchant Hotelは、日本でツイン¥5500/泊でとったところである。古びているが、部屋は広くて冷蔵庫もあり、まぁこんなもんだろうという感じ。

炒米粉とNasi Goreng★★★

ホテルの近くのコーヒーショップに遅い昼食を食べに行く。ミルクティ(RM1/杯=¥45)を頼んでから、麺の屋台に行き、“兩個(2つ)”と言って注文。おばちゃんは“兩個(2つね)”と確認してから麺の種類を聞くので、2種類を順番に指差して“一個、一個”と言ったら、繰り返して確認していたのに、結局炒米粉1皿しか来なかった(RM2.50/皿=約¥110)。

おなかが満たされないので、今度は、海沿いのJl. Tun Syed Sheh Barakbahにある屋台街へ行き、 nasi gorengを食べる(RM2.50/皿)。

Pinangのなかの英国

Pinangの英国植民地時代の建造物には、E&O Hotel、最高裁判所、市庁舎、コーンウォリス砦、ペナン博物館、St. George Churchなどがある。

[E&O Hotel]
◇E&O Hotel◇

E&O Hotel(Eastern and Oriental Hotel)は、 Georgetown北部の海沿いに建つホテルである。 1885年に、Raffles Hotelと同じくサーキーズ兄弟が設立したもので、「ペナンの同意語のように有名になった」[ML26-1]ということだ。

改装されていないせいか、由緒あるわりには安いので、今回泊まってみようと思ったのだが、旅行会社の回答では満室ということだった。しかし実際に来てみると、工事中で営業していないようだ。見たところ、なかなか風情があって、でも威圧感がなくて、泊まってみたくなるホテルである。改装されて泊まることのできないような超高級ホテルになってしまわないことを祈るばかりだ。

コーンウォリス砦(Kota Cornwallis/Fort Cornwallis)は、Pulau Pinangの北東の突端にある英国植民地時代の要塞である。この名は、東インド会社総督であった第2代コーンウォリス伯爵チャールズにちなんでつけられたということだ。中に入るにはRM1/人(約¥45)の入場料が必要である。国内かららしい観光客がけっこう来ているのだが、中に入っている人はほとんどいない。あちこち歩き回ってみると、中はかなり広い。高いところからは海が見え、海に向けて大砲が置かれていた。

このほか、最高裁判所、市庁舎、St. George Church、ペナン博物館などをいずれも外観だけ見る。Lebuh Pittにあるペナン博物館は、1786年に建造された、もとは学校だった建物である。前には、Francis Light(フランシス・ライト)の銅像がある。同じく Lebuh PittにあるSt. George Church(セント・ジョージ教会)は、1818年に建てられたマレイ半島で最初の英国国教教会である。比較的こじんまりした教会で、夕方だったせいか、敷地内は静寂につつまれていた。

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更新日: 1999年2月14日(日)