在大陸那里有厠所?
〜トイレは何処にあるか?〜

大陸かわや版



総論
■ トイレはたいていのところで見つかる。必要になってから探しても、最悪の事態は避けられるだろう。

飲食店
■ 小さな食堂にはトイレは見当たらない。
■ メニューやテーブルクロスがあるようなちゃんとしたレストランには、もちろんトイレがある。
■ タダである。
■ トイレット・ペーパーの有無はお店によって異なるが、他のカテゴリと比べれば、ある確率が高い。
■ きれいさはお店によって異なる。インテリアの高級感や料理の値段にほぼ比例し、味の良し悪しとは無関係。
■ ふつうドアはある。しかし、閉まるかどうかはまた別の話である。

デパート/ショッピング・センター
■ 当然トイレはあり、誰でも使える。
■ あまりきれいではないことが多く、トイレット・ペーパーもないのがふつう。
■ 日系デパートはレベルが高いと思われる。ただし、体験サンプルが少ないため、推測の域を出ていない。
■ 華北、東北ではすべてタダだったが、上海では有料のところもあった。「寄生虫博士の中国トイレ旅行記」[B265]によれば、上海では、デパートなどを新設する際にトイレを作ることが規定され、このようなトイレは一定期間有料化されるということである。
■ 売り場が日曜日の新宿伊勢丹のように混んでいても、トイレは混んでいないことが多い。
■ 前ページにも書いたように、「My石鹸」を持った店員が洗面台を占拠することがある。

ホテル
■ アメリカ式の大型ホテルは、ふつう、ロビーやショッピング・モールのトイレが誰でも利用できる。
■ たいてい高級ホテルなので、日本やアメリカのレベルのトイレが期待できる。
■ 服務員がいる場合があるが、チップを上げる必要はないらしい。しかし、落ち着かないので、私は服務員のいるトイレにはできるだけ行きたくない。

公共厠所
■ 公厠はいたるところにある。
■ トイレのない家があるため、住宅街でも簡単に見つけることができる。北京の胡同などでは、数メートルごとに公厠があり、繁華街よりも見つけやすい。
■ 繁華街や大通りにあるものは有料、路地などにある住民用のものはタダ。[B265]によれば、ランクの高いトイレが有料だということである。たしかに、タダの公厠は洗面所がなかったりする。ただし、有料でもひどいトイレはたくさんある。
■ 住宅街のトイレは、かなり頻繁に利用されている。「昼下がりの静かな胡同に、並んで用を足しながら談笑するおばちゃんの声がこだまする」という光景は、北京の風物詩のひとつである。

観光地
■ 寺社、庭園、娯楽施設などにもトイレはある(便宜上、入場料をとられる場所を「観光地」とし、入場料のかからない小さな公園などのトイレは「公厠」に分類する)。
■ 形式やレベルはさまざま。ドアなしの溝トイレなのに有料のところもあれば、きれいな洋式でタダのところもある。
■ 上海では、入場料を払っているのにトイレも有料で、納得いかない思いが残ることが多い。北京の場合、入場料がかかるところのトイレはたいていタダ。
■ 基本的には、トイレット・ペーパーなしを覚悟しておいた方がよい。
■ 観光地自体が閉まる前に、トイレが閉まってしまうことがある。帰り際に行こうなどと思っているとハマる。

空港・駅
■ 国際空港のトイレは一般にきれいで、タダである。トイレット・ペーパーもたいていあるが、共同の場合が多い。
■ 鉄道駅の構内のトイレは、有料のところもあれば、タダのところもある。未体験だが、ホームあるところもあるようだ。
■ 上海の地下鉄の駅にはなさそうだった(確信なし)が、北京の地下鉄では、ホームに有料トイレがあった(未体験)。駅によって異なるかもしれない。

交通機関
■ 鉄道の列車には各車両にトイレがある。軟座には洋式と和式と両方あった。

←大陸的厠所怎麼樣?↑大陸かわや版→親愛的馬桶
かわや版ホームページ
Copyright (C) 1999-2001 by Oka Mamiko. All rights reserved.
作成日:1999年8月22日(日)
更新日:2001年6月3日(日)