ファースト・デート 夏草の少女

時代は1950年代末。主人公の楊家洛(張世)が高校2年である1年間が物語の中心であるが、林碧雲(黄嘉晴)の台詞に「今、流行っているのは“Blueberry Hill”」というのがあるので、1956〜7年ではないかと思われる。場所は台北(台北市)で、家洛たちの通う建國中學と、彼らの家がある外省人居住地区が中心である。

建國中學は、正門と紅樓が実際の建國中學(台北市中正區)で撮られているが、大半は淡水(台北縣淡水鎭)にある淡江中學で撮影されている。50年代の台北の雰囲気を実際の台北で探すのは難しいので、楊家洛の家のまわりなどは郊外か小さい町で撮られていると思われる。その他、学校や公園などのシーンが台北市内で撮られているが、ロケ地が不明なところも多い。