深海 ［C2005-14］

映画の舞台は、同時代の高雄(高雄市)。

主な舞台は、安姐(陸奕靜)の家、安姐が経営するナイトクラブ、阿玉(蘇慧倫)が働く工場、小豪(李威)の家。安姐の家は旗津區にあり、島である旗津と高雄本土とをつなぐフェリーも何度か登場する。小豪の家は愛河の西岸で、鼓山區である。工場は未確認だが、高雄港に面した前鎭區の高雄加工出口區にあるようだ。冒頭で内部が少しだけ出てくる高雄女子監獄は、高雄縣大寮郷にある。

映画での設定が、実際のロケ地とあまり違わないとすれば、たとえば旗津輪渡站と安姐の家の間とか、鼓山輪渡站と工場の間とかはかなり距離があり、阿玉は当然バスに乗っているものと思われる。この映画では、阿玉がバスで移動している部分が全部省略されているので、よく注意せずに観ていると、出てくる場所の間がかなり近いかのように錯覚してしまいがちである。