The End of Summer
[小津安二郎・1961]
■ 作品情報 ■ | ||
映画の舞台とロケ地 | ||
主な舞台は、映画が作られた1961年ごろの京都・伏見(京都府京都市伏見区)で、造り酒屋を営む小早川家の家と事務所が中心である。小早川家には、小早川万兵衛(中村雁治郎)が、長女の文子(新珠三千代)、その夫の久夫(小林桂樹)、彼らの息子・正夫(島津雅彦)と、次女の紀子(司葉子)と一緒に住んでいる。事務所では、久夫が店員の山口信吉(山茶花究)や丸山六太郎(藤木悠)と共に働いている。伏見はほとんどがセット撮影である。 一方、長男の嫁で未亡人の秋子(原節子)は大阪(大阪府大阪市)におり、紀子の勤め先も大阪である。大阪で登場する場所は、秋子が息子と住むアパート、秋子が勤める御堂筋(大阪市中央区)の『千草画廊』、紀子が働く『三和商事』のオフィス、道頓堀(大阪市中央区)のバー『リラ』、寺本(宝田明)の送別会の会場やその近くと思われる駅などである。大阪は、ネオンや大阪城などの風景ショットを除いてセット撮影である。 京都では伏見のほかに、万兵衛のかつての愛人・佐々木つね(浪花千栄子)が営む素人旅館『佐々木』のある東山(京都市東山区)あたりと、万兵衛の妻の命日の食事会が行われる嵐山(京都市右京区/西京区)が出てくる。丸山六太郎が万兵衛の後をつけるシーンや、保津川べりでの秋子と紀子のシーンなど、比較的ロケーション撮影が多い。 このほかに、火葬場のまわりや競輪場がロケーション撮影で登場している。 | ||
ロケ地紹介 | ||
● 東寺の五重塔 | 【new 06/01/03】 | 京都府京都市 |
● 渡月橋 | 【new 06/01/03】 | 京都府京都市 |
● 保津川べりの街灯 | 【new 06/01/03】 | 京都府京都市 |
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