【16】兒玉後藤記念館 → 台灣總督府民政部殖産局附屬博物館 → 台灣省博物館 → 台灣省立博物館 → 國立台灣博物館
台灣總督府博物館 住所:襄陽路2號(旧・文武町)

竣工:1915年
設計:野村一郎、荒木榮一

國定古蹟

[2001年7月22日]

◆ ギリシャ・ドリス式オーダーとローマ風ドームをもつ、典型的なルネサンス様式。
◆ 野村一郎の代表作である。
◆ 1961年〜1962年と1994年に改修が行われた。屋根などが改築されている。

◆ 1913年、第4代総督・兒玉源太郎と民政長官・後藤新平の治績を記念する兒玉後藤記念館として、新公園内の天后宮を取り壊した跡地に着工された。新公園(正式名称・台北公園、現・二二八和平公園)は、1907年に完成した公園である。
◆ 1915年の竣工後、台灣總督府民政部殖産局附屬博物館として使用されることになる。台灣總督府民政部殖産局附屬博物館は、台灣總督府民政部殖産局商品陳列館(1899年設立)を前身として1908年に設立され、總統府の後方に位置していた。1917年までその建物も分館として使われた。台灣總督府博物館には、歴史室、動植物室、高砂族室、華南・南洋・地質・礦物室があった。
◆ 1945年の光復後、台灣省博物館と改名。1961年の改修までは、ここに省立圖書館も置かれていた。
◆ 1949年、台灣省政府教育廳の管轄である台灣省立博物館となる。1997年、台灣省政府文化處の管轄となる。
◆ 1999年、行政院文化建設委員會の管轄となり、國立台灣博物館と改称される。開館時間は10時〜17時、月曜休館。入場料は10元。台灣の人類学、地学、動物学、植物学等に関する文物の蒐集、保存、研究などを行っている。


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